招待状を手渡しするときのマナー

結婚式の招待状は郵送で送られてくることが多いです。でも、郵送されるよりも、直接手渡しでもらった方が嬉しくありませんか。

手渡しならば、渡す際に一言添えることもできますし、切手代の節約にもなります。また、主賓や上司のような目上の立場のゲストに対しては、礼儀としてできるだけ手渡しをしたほうがよいとされています。

では、招待状を手渡しする際はどのような点に気を付けたらよいのでしょうか。

招待状を手渡しする際のマナーについて、ご説明していきたいと思います。

まず、招待状を準備する際に気を付けることがあります。

封筒の表面は、郵送する場合は切手を貼って住所を書きますが、手渡しの際は不要です。

相手の名前のみを黒色の毛筆で手書き、もしくは印刷をします。

住所を書いてしまうと、「実は郵送にしようと思ってたけど手渡しできた」というように受け取られてしまうからです。

表面は名前だけですが、封筒の裏面には、差出人の住所と名前の両方を書きます。また、中に入れる返信用のハガキには、郵送で返信できるよう、切手と住所は忘れないで書くようにしましょう。

最後に封をするときは糊付けはしません。もし中身が出てしまいそうなときは、シールでとめるくらいにしましょう。

結婚式などの慶事は、封をはさみで「切る」のはあまり縁起が良くないためです。

そして、招待状を渡す際に注意すべき点もあります。

渡すタイミングですが、先方の予定を確認せず出向いて、突然招待状を渡すと失礼になります。

まずは事前にその式に出席されるかを確認した上で、招待状を渡すようにしましょう。

会社の上司や同僚に渡す際は、会社の就業時間は避けるなどの配慮をしましょう。

招待状は準備が整ったらできるだけ早い段階で渡すようにしましょう。

手渡しの場合、「会えた時に渡せばいいか」と思っていると、気が付いたら式の直前になってしまった、ということも考えられます。

招待状を渡した後、返信がくるまでの時間差もあります。式の準備にも影響が出てきてしまいますので、渡す時期のチェックも入念におこなってください。

また、祝辞や乾杯をお願いする人の場合、招待状を渡す前に依頼をすれば、招待状を渡すときは祝辞や乾杯をお願いする旨を記載した招待状を渡すことができます。

招待状は手渡しすると、礼儀的にも心情的にも好ましいものです。

遠方やなかなか会えない場合は郵送でもよいですが、「あなたにぜひ来てほしい」という気持ちを表すためにも、できるだけ手渡しできるといいです。

招待状も、その式を成功させるための準備のひとつです。しっかりチェックして、素敵な式にしましょう。

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